建築日誌 〜 ただいま建築中! 〜

04月24日   水戸東武館移築建築工事 (9)

2015年04月24日(金)
水戸東武館 移築建設工事 - -

いよいよ東武館が竣工いたしました。

解体前→移設後の写真です。
(写真が同角度でないため多少わかりにくいところがあります)
(ビフォー)→(アフター)ならぬ
(ビフォー)→(ビフォー)に良い意味でなったと思います。


解体前 玄関       ↓

移設後 玄関



解体前 外壁面        ↓

移設後 外壁面



解体前 天井        ↓

移設後 天井     



解体前 畳         ↓

移設後 畳



解体前 防具入れ       ↓

移設後 防具入れ



解体前 道場        ↓

移設後 道場



解体前 玄関        ↓

移設後 玄関


解体開始時期が2014年1月。
解体完了が2014年3月。
新設地への移築完了が2015年3月。

1年以上の年月をかけて
当社スタッフ全員・職人さん達が一丸となり作り上げた文化財建築物です。


東武館の新たな歴史の1ページを刻みつつ、
吉田工務店の未来にも語り継いでいく建物が完成しました。
このような歴史ある建造物に関わる機会を与えていただいた
東武館館長はじめ、理事の皆様・事務局の皆様・設計事務所様・
その他の関係者の方々様にも深く感謝いたします。

どうもありがとうございました。


尚、下記リンク先より解体から竣工までの軌跡をご覧になれます。(5分程度)
是非一度ご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=y3UMSAJ_Y70

 

04月01日   水戸東武館移築建築工事 工事状況紹介(8)

2015年04月01日(水)
水戸東武館 移築建設工事 - -

今回は東武館周囲の紹介です。

まずはこちら



写真1


まずは外塀です。当時を再現するため木製です。
ただし、そのままの仕上げですと
雨で木が腐りやすくなってしまうので
木材保護塗料を塗っています。
写真は塗装作業中です。




続いて 東武館に隣接している事務所棟です。
毎回東武館ばかりを取り上げてきましたが、
東武館移築と同時並行に裏側に事務所棟も建設していました。
こちらは完全に新築です。


写真2 事務所棟




写真3 事務所棟

続いて事務所棟の中です



写真4 1階ホール


写真5 2階会議室


写真6 2階事務室


こちらは現在の仕様にしています。
床・壁は無垢材を使用し、東武館と
建物のバランスが違和感ないように仕上がってます。





写真7 玄関

玄関はモルタル塗りですが、
今回は炭(すみ)を混ぜて程よく黒く仕上げています。
モルタルと混入する炭の比率を間違えると色むらが
出てしまうため職人さんの腕が問われます。
(最高の出来栄えに仕上がりました。)




写真8


東武館との事務所棟の隣接状況です。

あともう一息です。無事竣工を目指していきます。





 

03月16日  水戸東武館移築建築工事 工事状況紹介(7)

2015年03月16日(月)
水戸東武館 移築建設工事 - -

いよいよ竣工が近づいてきました。
道場及び門の現在工事状況です。

まずはこちら


写真1 正門裏側

東武館正門を裏側から撮影しました。
閂(カンヌキ)≒鍵も頑丈に復元し、
空襲にて一度焼失し、東武館を再建した 昭和28年。
如何に威風堂々と建立していたか想像できます。




写真2 正面



写真3 側面

正面玄関と側面です。
雨樋は銅にて 加工・製作しております。
銅は現在は自分の姿が映るくらいピカピカですが、
時間が経つにつれて味わい深い落ち着いた色へと変わっていきます。



写真4 内観写真



写真5 内観写真



写真6 内観写真



写真7 内観写真


道場内も着々と完成に近づきつつあります。
移築建築なので形状・間取りはそのままに
現在は別場所にて稽古に励んでいる門下生たちが
新生(?)東武館にて竹刀を振るう姿が目に浮かびますね。

02月25日  水戸東武館移築建築工事 工事状況紹介(6)

2015年02月25日(水)
水戸東武館 移築建設工事 - -

道場及び門の現在工事状況を御紹介致します。

まずはこちら




写真1 道場




写真2 座敷




写真3 武具置場

天井が完成致しました。
照明器具が今回新しく天井埋込型となり、
天井仕上げ材も新しいものになりました。




写真4 塗り作業の様子

道場内の壁は仕上げの漆喰を施工しています。
前回は下地材の竹小舞を紹介しましたが、
その後、土壁塗りに取り掛かりました。
一度に厚く塗ると乾く時に割れ易い為、
回数を増やして塗り作業を行いました。




写真5 門(漆喰塗り)

瓦葺きが終わり屋根完成。
続いて、破風の施工に移りました。
木下地にモルタル塗りを行い、
仕上げ材の漆喰が塗り終わりました。



 
写真6




写真7

道場の周りにありました石碑や胸像の
配置が決まり、移設も既に行われております。




写真8

これから塀工事を行うため、現在仮囲いが
なくなっており、通りから門と道場の外観を
見ることができるようになっています。








 

12月22日  水戸東武館移築建設工事 門上棟他(5)

2014年12月22日(月)
水戸東武館 移築建設工事 - -



写真1 門上棟




写真2 門工事の様子




写真3 門扉


道場・事務所棟工事と平行して、門の移築工事にも取り掛かり、
先日門の上棟が無事できました。


門の柱材はケヤキで、他の樹種に比べ木目の美しさの他に
耐朽性に優れ重く硬いが弾力性がある、という特徴があります。

しかし一度解体してしまうと、やはりぴたりと収めることが
難しく、特に門扉取付時には柱と門扉の蝶番を合わせるのに
微調整を行いながらの細かな作業となり苦労しました。





写真4 仮設屋根


仮設の屋根を設置し、その中で門の屋根工事を進めております。




写真5 杉皮敷き


野地板が張り終わり、屋根下地の杉皮(解体時のもの)
を一枚一枚敷き詰めています。

現在は瓦葺きを行っております。



道場内部も着々と進んでおります。

道場壁




写真6




写真7 解体時


前回紹介した2枚重ね合板の所には石膏ボードを貼り、
その他の壁には、窓や漆喰壁の下地材である竹小舞が
取り付けられ、道場の雰囲気がだいぶよみがえってきました。


この竹小舞、移築前に使用されていた方法で、現在はいろいろな
下地材がありますが、移築前と同様に再現して使用しています。


道場の床工事はまだ行っておらず、床材の代わりにベニヤを敷いて
足場を確保し内部の工事を行っております。

 





 

11月10日  水戸東武館移築建設工事 工事状況(4)

2014年11月10日(月)
水戸東武館 移築建設工事 - -

前回、上棟までの工事状況を御紹介しましたので、
それ以降の工事について御紹介します。


 
道場屋根 




写真1


移築前の道場屋根下地は、ルーフィングの下に杉皮を敷いた
二重構造でしたが、経年劣化による傷みが激しい為、
新調する事になりました。

現在はルーフィングの製品開発が進み防水性能が
より高くなっているため、杉皮を使わずアスファルト
ルーフィングだけになりました。


ただ、門の屋根下地に使用されていた杉皮は腐りや傷みが
少ない為、今後行う門復元工事時にはその杉皮を使用する予定です。


屋根瓦について、平瓦は傷みや割れがありましたので新調し、
無事に葺き終わりました。
これから棟( ぐし とも呼びます)や役物の瓦葺きに取り掛かります。
これらの瓦は、使用可能との判断を得たので移築後の道場に
用います。



小屋 梁・桁




写真2




写真3




写真4




写真5 解体時


移築前に比べ、手を加えた場所です。

解体した木材をそのまま組み立てても、長い年月の間にいろいろな力がバラバラに
木材に伝わっている為まったく同じには組み上がらず歪みが生じます。

その歪みを抑える為、3つの処置を行いました。

一つは、横つなぎ材を新たに加えました。(写真2の矢印)

二つは、桁と梁の接合部に金物を取り付け、筋交ブレースを一面に這わせました。
(写真2・3の赤○、写真4)

三つは、小屋束の間に新しい木材で×形の筋交を取り付けました。
(写真2・3 木材の色の違いで確認できます)


それぞれの取付作業には、ズレが生じないように細心の注意を払いました。
(ここでズレがあると、その部分に力が集中して加わるようになる為です)



道場壁




写真6


移築前は筋交でしたが、移築後は合板を2枚重ねで張ってます。
筋交より面で力を受けることにより、力の伝わりを分散させることができ、
より強い力に耐えることができるからです。
ただ合板だけだと通気性が悪くなる為、少しでも通気性を良くしたいとの要望があり、
一部分については内側が合板で、外側に通気性のある商品という仕様になりました。



道場床下 甕復旧の様子




写真7




写真8




写真9


移築前と同様にそれぞれの甕を道場中心に少し傾けて埋設し、
番線でつなぎました。


道場の床下構造材は組み上がり、これから床材の設置を行います。



事務所棟(新築)




事務所1 




事務所2



道場に隣接して、新しく事務所棟を建設しており、
先日無事上棟となりました。


今後はこちらの工事も御紹介していきます。
 

08月05日  水戸東武館移築建設工事 工事進捗状況(3)

2014年08月05日(火)
水戸東武館 移築建設工事 - -




道場の建て方が無事終わりました。

建て方を開始した7月22日は、天赦(高島易断)という天の恩恵が得られ、
他の凶事も打消す最上の吉日でしたので、この日に合わせ建て方の準備を
進めてきました。
組み上がりに二日間かかりましたが、天気も良く無事建て方が完了しました。







移築工事におきましては、原則元の材料を使う事になっておりますが、
元の材料では強度や耐久力に難がある場合には、新しい木材を使います。
今回の工事では筋かい等が新材になっています。
写真の上で色の違いがあるのはこの為です。







移築前道場下に甕(かめ)が埋めてありました。
これは、足を踏み込んだ時の音をよりよく響かせる為の先人の知恵との事です。







移築先道場でも伝統を継承し、基礎に甕(かめ)を埋めるための穴を造りました。 


 

05月12日  水戸東武館移築建設工事 安全祈願祭 (2)

2014年05月12日(月)
水戸東武館 移築建設工事 - -

平成26年4月14日 水戸市北見町旧茨城新聞社跡地において
水戸東武館移築建設工事の安全祈願祭が執り行われました。
 




当日は天候に恵まれた中、多くの方々に御参列いただき
滞りなく斎行されました。





旧道場の跡地状況です。





解体した木材は現場施地内の倉庫に大切に保管し、移築建築に
あたり1本ずつ丁寧に木材の状態確認を行っております。

 

03月18日  水戸東武館移築建設工事(1)

2014年03月18日(火)
水戸東武館 移築建設工事 - -

 このたび水戸市指定有形文化財である一般財団法人水戸東武館が、
都市計画による道路拡幅のため移築復元されることになり、御縁があり
弊社が施工することになりました。




写真1 門




写真2 道場正面




写真3 道場内



1874年(明治7年)創設以来140年という歴史と伝統のある水戸東武館の
移築復元工事という歴史的な大事業の一翼を担う事は、大変光栄である
と同時に大きな責任を痛感しているところであります。


先般、解体工事に先立ち、道場の清め祓い式を関係者の方々とともに
粛々と執り行いました。




写真4 清め祓い式




写真5 式の様子



現在、既存道場の解体工事が着々と進められております。




写真6 道場床解体




写真7 瓦撤去後




写真8 屋根下地解体




写真9 解体の様子


解体にあたっては、建築材料に番付(部材に番号をふる事)を行った上で、
丁寧に手作業で解体し移築建築までの間、大切に保管をしています。





 
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